9/20(金)より公開された「HELLO WORLD」を見させて頂きました。自身の映画鑑賞スタイルはまず第一に演出を重視していますが、その方から見ると3Dモデル作画によるためか、なかなか評価がしづらかったです。どうしても従来のアニメータによる作画作品に比べて、繊細な演出がまだまだ実現されていないかなと感じました。象徴的なのはサブヒロインと思わしき勘解由小路 三鈴(かでのこうじ みすず)さんのキャラの描き方あたりが整理されていないような気がしました。
また、本作のストーリーは少し乱暴ですがセカイ系と呼ばれるような分類に分けられかもしれません。自身は飛躍を積み重ねて作品世界を回すような展開が少し苦手で、少しのウソを混ぜながら狭い作品世界で展開が好みとしています。「この物語(セカイ)は、ラスト一秒でひっくり返る」というコピーをつけられてますが、そちらに縛られ繊細さが感じられなかったのかもしれません。
ただ、設定された世界観なんかはとても好きなジャンルですね。