シネコンのある街:第1回「海老名」

シネコンのある街の風景を綴っていきたいと思っています。

まず第1回目は地元の海老名からスタートさせて頂きます。所在は神奈川県のちょうど真ん中あたり、新宿から小田急線で45分、横浜からは相鉄線で30分ほどの典型的な郊外の街です。

駅周辺は、小田急線相鉄線海老名駅に対して南東側を東口と称し、相模線海老名駅のある北西側を西口と称しており、シネコンは東口ビナウォーク内最東端にある「TOHOシネマズ海老名」と、東口南側イオン店舗内にある「イオンシネマ海老名」が営業しています。

「TOHOシネマズ海老名」は2002年4月開業ですが、当初はヴァージンシネマズ海老名として開業しています。開業当初は全館THXとしてスタートしており、中でもスクリーン1は当時日本最大のスクリーンとして開業しています。私も封切作品を鑑賞する際は、初日レイトショーのスクリーン1で優先的に見れるように予定を立てています。他所と比べても大変見やすい良いスクリーンではないかと思っています。

「イオンシネマ海老名」は1993年4月開業です。当初はワーナー・マイカル・シネマズ海老名の一号店として開業しています。こちらは諸説はありますが、日本初のシネコン(シネマコンプレックス)とされることも多いです。個人的には地元の映画館が日本初といわれることは嬉しいのですが、似たような営業形態の映画館は、当時から既に存在していたため少し違和感も感じています。映画館は、スクリーン1~6まではアイススケートリンクのあった空間を改築して箱が造られているため、あまりお勧めではありません。床面が直接コンクリートとなっていないため、歩いた際造り付けの床面へ響く感じとなっています。ただし、スクリーン7については、シネコン開業時増築の建物内に配置されており、そういった面はなく現在でもTHX認定スクリーンとなっています。ただ、このスクリーン7については、音響効果に重みのある作品では割りと良い感じで見られるのですが、低バジェット作品の音響が重視されていない作品では、前面に声がこもった印象でした。また、最近ではシネコンのあるイオン店舗自体が、後述のららぽーとに押されて衰退も激しいです。店舗の建て替えや撤退の噂もささやかれており、このままの形態で営業が続けられるは残念ながら不透明ですね。

こちらは、2016年3月西口に開業したららぽーと海老名店です。開業前は店舗内にシネコンが入ることを期待していましたが、残念ながら出来ませんでした。建物フロア内の構成を見ても、今後シネコンが改築により出来ることは期待できなさそうです。こちらは私の生活導線から外れた位置にあるため、あまり行くこともないですね。

最後は、小田急・相鉄海老名駅と相模線海老名駅の間にある駅間地区の現在の状況です。ららぽーとはこの写真の手前側にある相模線の向こう側、ビナウォークはこの写真右奥側にある小田急線向こう側にあります。この駅間地区では、この後開発される商業施設やタワーマンションの準備工事が丁度始まったところです。この駅間地区へは新しいシネコン施設の誘致があるのではないか、という噂も聞いたことがあります。果たしてこの地へ新しいシネコンが出来るのか期待して見守りたいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする